花粉症が引き起こす合併症

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の合併症について

春や秋など花粉が舞う季節になると花粉症の症状に悩まされる方が多いかもしれません。花粉症だと症状を放置していると、他の病気を引き起こす場合もあるのはご存じでしょうか。多く見られるいくつかの事例について解説しています。

慢性副鼻腔炎【主な症状:鼻水、鼻づまり、頭痛】

花粉症の症状が長期間に渡って継続している場合で、花粉症の治療をしていなかったり、時には治療をしていても症状が治まらない場合があります。そのような場合には、副鼻腔炎を合併している事があります。
副鼻腔炎とは、蓄膿とも呼ばれていて鼻の通りが悪い、膿が口に流れたりする事で臭いがしたり、頭痛、のどの炎症などの症状が起こります。また、微熱、発熱などの症状も起こるため、風邪の症状と混同してしまう場合もありますが、このような症状がみられる場合には、耳鼻咽喉科での受診が必要です。抗生物質での治療により改善する事が出来ます。状態が悪化している場合には、手術を行う場合もあります。

気管支喘息【主な症状:咳、痰】

アレルギー物質が外部から体の内側へ侵入して、体を守ろうとする働きによってアレルギー物質を追い出そうという働きが起こり、気管支の筋肉が収縮します。そのため、気管支が狭い状態になるために空気の通りが悪くなりゼーゼーと呼吸の音が聞こえるようになってしまいます。
気管支にも違和感がある場合には、アレルギー性の炎症が気管支にも影響しているという事なので、喘息治療が必要になります。

アレルギー性結膜炎【主な症状:目のかゆみ、充血、涙目】

の解説
アレルギー性結膜炎は、アレルゲン(花粉など)が目の表面に付着して、結膜を炎症させる病気です。花粉の季節に限定でこの症状が現れる場合には、季節性アレルギー結膜炎と言います。年中症状や起こっている場合は通年制アレルギー性結膜炎と言います。
治療の基本は、薬物を用いた治療です。日常生活に影響が起こらないように症状を緩和させる目薬で、抗アレルギー点眼薬が用いられる事が多いです。
花粉などの時期が予測できる原因の場合は、初期療法が用いられることが多いです。症状が出る前に点眼薬を用いる治療です。花粉の飛散が多い時期に症状を緩和する事が可能になります。

これらの合併症は必ずしも起こるものではありませんし、個人によっても症状の重さは違いがあります。これらの症状を引き起こさないためにも、アレルゲンから守るメガネ、マスク、帽子などの工夫が必要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket